梅雨に入り、体調不良を訴える方が少なくありません。
症状は頭痛やめまい、関節痛、倦怠感などさまざまです。
急な気圧や気温、湿度などの気候の変化に伴い起こるこれらの不調全般は「気象病」と呼ばれ、正式な病名ではありませんが、最近はよく使われるようになっています。
気象病のメカニズムは完全には解明されていないようですが、中でも気圧の変化が大きく関係していると考えられています。
梅雨や台風などで低気圧が接近すると、気圧の変化を感じる内耳が反応して自律神経を活性化します。このセンサーが敏感な方は、わずかな気圧の変化でも過剰に反応してしまうことで自律神経の乱れを引き起こすのではないかと言われています。
気圧の他にも気温や湿度の変化を感じるセンサーが主に皮膚や粘膜にあり、その刺激が自律神経に影響することもあるようです。
気象病による体調不良を改善するには、自律神経のバランスを整えることが重要です。
具体的には
@ 朝起きたら太陽の光を浴びて、生活リズムを整える
A 毎日朝食を食べる
B 日中にウォーキングなどの運動をする
C 夜はぬるめの湯で入浴する
D 起床と就寝の時間を一定にして質の良い睡眠をとる
また、耳回りをマッサージして、血流を良くすることも効果的です。
普段から規則正しい生活を心がけて、寒暖差や気圧の変化と上手に付き合いながら梅雨を乗り切りましょう。
対策をとっても日常生活に支障をきたすほど症状が強い場合は、内科や専門外来を受診するようにしましょう。
多肥店 スタッフ